(一般社団法人日本アイスクリーム協会)
2022年度は5,534億円(メーカー出荷ベース)前年比105.2%
2022年の日本の平均気温の基準値(1991~2020年の30年平均値)からの偏差は+0.60℃で、1898年の統計開始以降、4番目に高い値となりました。日本の年平均気温は、様々な変動を繰り返しながら上昇しており、長期的には100年あたり1.30℃の割合で上昇しています。特に1990年代以降、高温となる年が頻出しています。
気象庁は、2022年の日本の天候の主な特徴は以下のとおりであるとまとめています。
・年平均気温は全国的に高く、特に北日本でかなり高くなりました。
・8月は北・東日本で不順な天候となりました。東北北部・南部と北陸地方では梅雨明けが特定できませんでした。
(2023年1月4日、気象庁報道発表資料より)
アイスクリーム販売金額は、2022年度5,534億円 過去最高となりました。
2022年 | 2021年 | 前年差 | 前年比 | |
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販売金額(億円) | 5,534 | 5,258 | 276 | 105.2% |
販売物量(㎘) | 915,400 | 900,136 | 15,264 | 101.7% |
同年は原材料・物流費・人件費等の高騰により異例となる年2回の価格改定の実施など、厳しい環境下にありましたが、販売金額は過去最高を更新した状況です。
これは最盛期(7月~9月)の安定した販売に加えて、価格改定による販売単価の上昇が寄与したものと考えられます。
アイスクリーム販売金額は2003年度(3,322億円)に底を打って以来、2022年度までの20年間順調に市場拡大(166.6%)して参りました。
これは、2000年以降会員各社が積極的な設備投資や製造設備の更新に努め、既存商品のブラッシュアップ及び付加価値ある新商品への挑戦や、SNSを活用した新たなマーケティング展開が功を奏し、単価の高い商品へシフトした結果であると推察します。